カーテンボックスとは
日本の居宅では大抵、居室の窓上方の壁にカーテンレールが取り付けてあると思いますが、その部分を目隠しするものが、カーテンボックスです。レールのみでボックス無しのケースも多いでしょう。 有るならありがたく有効活用し、無くてもお金かけてまで設置しないかな?節約好きな主婦なら。……この説明は、一種の伏線です。
穴が嫌いな大家さん
ハイフォンで借りてもらっているお部屋が個人投資家さん所有のお部屋なんですが、遠隔大家さんに代わって不動産屋さんがアレコレ世話を焼いてくれています。この部屋に住みたいって言った時に気を利かせて、バスルームにタオルを引っ掛ける物が何もなくてただ壁だけがあった所に、『バスルームなんだからタオルを掛ける物ぐらいは設置すべきだ!』と主張して下さったそうです。
なるべく穴を開けずに済ませた結果?
貼り付けられたタオル掛け
嫌々ながら、ちょびっと穴
バスルームなんだから当然バスタオルを引っ掛けるものだと思いますが、金属製のタオル掛けを粘着テープで貼り付けて済ませたそうで、使ってもいないうちに金属なので落ちました。仕方なくタオル掛け付属のクギ少々をタイルに打ち付けたそうです。
壁ごと持っていかれそう!
上の写真のようになってグラグラしてきたので不動産屋さんに連絡すると、すぐに修理業者を呼んで、工事中も立ち会って下さった上、費用負担無しとのことでした。『業者さんは、こうなったら全てのねじ穴を使うと壁のひび割れが余計にひどくなるから大丈夫な部分だけで留めておくと言ってます。』って通訳もしてもらえて安心施工となりました。最初からきちんとねじ穴掘っておく方が良かった気はするけど。
電話線で吊る
家賃の中にインターネット代も込みなのでその設備も大家さんが用意しておいででした。電話線はプロっぽい施工で天井の目立たない所を這わせるように打ち付けてありますが、wifi を飛ばすアンテナ部分はそこそこ重たいのに、その電話線でぶら下がるだけの状態でした。 ギリギリの長さに這わせてある電話線が、どう見ても近い将来千切れる予感がするので、イオンモール・ハイフォンのコーナンで色々物色してちょうどいい部品(発泡スチロール製のれんが。日本で買うより高い)を買ってきて、粘着テープで固定して支えることにしました。日本人を住ませて良かったですね。
テレビ周りも
その辺はお金持ちの発想なのか?テレビの大きさが畳一畳ぐらいあります(近視の目に優しい?)。それは流石に粘着テープではなく壁に穴を開けて固定されていました。固定する時にディスプレーでその壁唯一のコンセントを塞ぎつつ、HDMIケーブルを抜き差し出来ない状態にしてしまっています。おそらくHDMIでつながっていると思われる、テレビを見るためのリモコンを受信する機械が抜き差し出来ない電源ケーブルに重さを委ねてぶら下がっている状態。大家さんから、『テレビの上の隙間からリモコンを向けると反応するから大丈夫』って説明を受けたハーイさんは、翌日ケーブルを束ねていた針金をほどいて、テレビの前に持ってきたローテーブルの上に機械を載せて、ソファに座ったままリモコンで操作出来るように改善したそうです。
言い出せないアドバイス
お客さん向け
日本人駐在員が借り上げてもらっているお部屋だと、何らかの放送会社と契約して日本の衛星番組等を見られる設備を入れてもらっていることが多そうです。その機械はおそらく精密機器なので、停電しそうな時は予め電源を落としておく方が壊れにくいでしょう。うちでは上記の事情でそれが出来ませんが^^;
大家さん向け
そこまで広い部屋でもないし、テレビはまあまあの大きさでも文句は言われません。住むに当たって必要な、当然に設置を要求されるようなものは、中途半端な本数のクギとか想定外の粘着テープとかで胡麻化さないで、腹をくくって業者さんにちゃんと打ち付けておいてもらう方が、壁も長持ちしますよ。『賃貸契約更新してやらないぞっ』て主張するほどの大事件も起こってないから今年も更新しましたが、引っ越し作業が苦にならないお客さんは一年そこそこで退去しかねませんから。
カーテンボックスと穴の関係は後日
今日のブログは、高い家電を貸し出す部屋に入れることは厭わない大家さんが、穴を開けることを極端に恐れるという特徴に触れておくに留めました。書く書くと言ってそのままだった話題の、カーテンボックスの概念以降については後日書きます。