来店しぐさ

2025-03-19

ベトナムはハイフォンで感じるフランス文化

フランス文化の残り香

ベトナムの首都、ハノイではフランス人観光客をよく見かけます(フランス語を話している人が多いことから推定)。そのハノイから一番近い海がハイフォン市にあるのですが、『この人絶対フランス人だろうなぁ』って感じの人はあまり見かけません。

人はさておき、ハイフォン市内でも古い建物はフランス文化を感じさせるものが多いです。たまに内部無料見学できるオペラハウスであるとか、クリームイエローで塗装された公的用途の洋館であるとか。美しい建物の話は今回割愛します。

フランス統治時代にフランスの文化が深く根付いたのかも知れません。なので、ハーイさんもフォンヌも、麺類は音を立てずに頂いています。日本以外でずるずる音を立てていい国というのを知らないので、日本でお蕎麦を食べる時すら、吸い込まずに丸飲みする癖が抜けません。

『全然日本と違うなぁ』って感じた風習は、『きっとフランス風』って思うことにしています。なので、フランス文化圏ではこうするのが普通だろうという言動をすることにしています。以前、旧フランス領に駐在していた時の記憶によりますと……。 

フランス流?小規模小売店の作法

 大きなカバンは預ける

 万引き必須アイテム?トートバックしかり。フルフェイスのヘルメットも預けます。

今時ASEANの紙幣はブランド物の高級財布に入れても平気なぐらいキレイですが。某地域では見た目も汚い上に滅茶苦茶ドブ臭い紙製の紙幣が使われていたので、A5サイズのポーチを財布代わりに使っていました。お店の人に『それも置いていけよ!』って引っ張られたのですが(アジアの人と比べて粗暴な民族でした……disってゴメンなさい)、『財布預けたら買い物できないだろうが!』って言い返しました。

『本当にサイフかよ?何か入ってるんだろ?』って開けられて、コンサイス版の便利な辞書がコンニチハ!しました。『ソレ会計に関係ないだろ置いてけよ!』って言われ、『私は日本人なんだ。辞書がないと喋れないんだ。必要なんだよ!』って反論しているうちにもっと偉い人が出てきて、見逃してもらいました。反論できるぐらいなら辞書いらなかったですね……。粗暴で面倒な国と比べたらベトナムは天国ですよ。

こんなこと書いてきてなんですが、ハーイさんもフォンヌも、ベトナムのお店で手荷物を預けたことがありません。預けるとしたら入口の前にロッカー(鍵のかからないオープンタイプも含む)に荷物を入れて、鍵もしくは番号札を受け取る制度のはず。

そのロッカーを店内にお客さん居るのに誰も使っていないとか、そもそもロッカーが無い場合、そういう旧式の文化を採用しないことにしたのでしょう。新しそうなお店ですが、学生さんの多い、コミックとか売ってるお店ではロッカーに手荷物預ける制度を採用してそうなのは見たことがあります。お客さん平均年齢は10代か?アラフィフには入りづらい雰囲気だったので試していませんが。

お約束の、コンニチハ!

 フランス語だとボンジュールですし、ベトナム語だとシンチャオになります。日本人が気合入れると変な発音らしいんですけど、シチュエーション的に別の意味に取られる心配はないでしょう。勝手に『お邪魔します』って意味だと思って、レジなどに居る店員さんに向かって、『シンチャオ』って挨拶します。日本語の話せる店員さんは、『いらっしゃいませ』って立ち上がって言ってくれますね。
 
考え事しながら歩いてきたら自動ドアが開いて、フォンヌが無言で来店した人になってしまったことがあります。すると、レジの人が怯えた表情で注目していました。不審者と思われたのか、いつも笑顔で挨拶してくる人なのにどうしたのかと心配されたのかは不明ですが。『あっ、シンチャオ!』って言うと安堵の表情で『シンチャオ』が返ってきました。やっぱり挨拶励行ですよ。
 

ベタベタ触るべからず?

フランスではこうだと習ったとおりのことを書きます。お店の人のことわりなく商品に触るのはご法度です。ですが……。カゴを置いてくれているお店なら、自分で手に取ってカゴに入れるのはアリだと思います。賞味期限間際の商品だけレジ前の割引コーナーに置いてあるような商店の場合、陳列棚の一番前にあるのをよく確かめずにカゴに入れることにしています。
 

絶対に買う

来店したのに何も買わないのは失礼?かも知れません。『フランスでは』って連呼するのもなんですが、フランスでは、何も触らず、『白いTシャツが欲しいです。』『サイズはLです。』とか口頭で伝えて、出てきたらそれを絶対に買うのだそうです。まあ、フランス人はスタイルいいから多少デザインに問題が有っても格好よく着こなせるのでしょう。
 
『〇〇は有りますか?』『無いんですね。残念です。』ってベトナム語で言えたらいいんですけど、フォンヌはまだまだベトナム語学習初心者。なので、それを回避しつつ、何も買わずに出るということもしないとしたら、何かしら買って帰るしかありません。買いたくなるようなものが有りそうなお店にしか入らないという縛りを自ら課しています。
 

最後は、ありがとう

顔を覚えてくれている店員さんは、英語で『バーイ!』って付け足してくれます。どこのお店でも『ありがとう』(ベトナム語だとカムオン。多分、私の発音おかしい)って言います。ボケッとしてたら英語でサンキューって出てくることもありますが、まあ、これぐらいの英語は誰でも意味わかると思うのでいいと思っています。

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