ベトナムが日本人にとって住みやすい理由
ハイフォンに限らず、だと思っていますが、ベトナムは日本人にとって住みやすい国だと思います。それ以外の国に駐在妻として住んできて、ベトナムには住みやすさをあと押しする要素が何種類かあると感じています。
治安の良さ、親日国ゆえなどなど
治安の悪い国が住みやすいはずありませんよね。ただ居るだけでストレス溜まりそうですし。あと、親日国はとっても住みやすいです。日本に住んでいる日本人の、『日本人だからこその住みやすさ』を基準にして、親日国に住んでいる日本人の、『日本人だからこその住みやすさ』は、日本に住んでいる時以上のように感じます。ハイフォンに来るまでベトナム人と接する機会はほとんどありませんでしたが、色んな方から親切にしてもらえるのは、もっと以前に接して来られた日本人のおかげですね。
ベトナム語が分からなくても何とかなってしまう
ベトナムに入国してから増やせたと思える語彙が特にありません。甘やかされすぎ主婦ですね。洗濯機周りのベトナム語単語としては、mây (曇り)って単語によく触れましたが、来る前から知ってる単語でもありました(記憶の定着はしたけれど)。
日本語会話出来る人が意外に多い
会社で通訳として雇っている人はもちろん、普通の店員さんやらバイクの運転手やら、突然日本語に切り替えてぺらぺら喋ってくる人がおられます。カミングアウトせずに黙っている人も居るのでしょうから、日本人が周りに居ないと油断してみっともないことやら悪口やらを家の外で話すべきではありませんね。
英語は出来ませんと言いつつ、通じる
かなり努力してきたのに、それを、『全然』っていうベトナム人の謙虚さは素敵です。思っていた以上に英会話に付き合ってくれる人は多いです。フォンヌの英語がもともと大したことないってのもあるけど、ベトナム人の英語力は結構レベル高いと思います(基準が主観的ですみません)。英語だけでゴリ押せるとは言わないけど。
Google翻訳があれば買い物ぐらいは出来る
スマホを持ってる方は自前のスマホを出して翻訳してくれたり。年配の方もスマホがあれば意思疎通できることをご存じだったり。なんで言いたいことがあってベトナム語が話せない側の駐在妻が自分のスマホをすぐに出さないのかって、聞かれたことはないけど思われてそう? みなさんのご厚意に甘えているだけです。
困っているとどうにかしてもらえる
ハイフォンだけじゃないと思いますが、親切な人が多いです。外国人の主婦がまごまごしている様子を見かけたら、周りの人が力になってくれようとします。
ベトナム語が分からなくて損した話
それでも習得した方がいいと感じる機会は多々あります。
看板が読めない時
中国の隣の国であり、フランスに占領される前は漢字を使って読み書きしていた国です。その漢字を否定されてしまい、表記はアルファベット(たまにヒゲやらヤマやら付属有り)のみになってしまいました。語彙が乏しいのに音だけ書いてあっても何が何やら意味分かりません。英語の、『tion で終わったら名詞』……みたいな、見て分かるヒントはなく、元漢字表記だった単語の音を文字にしただけなのも困ります。
Googleレンズをいちいち立ち上げるのが面倒
背面タップに設定したら使いやすいと説明しているサイトがあるのに、そう設定していないせいですが。いちいちスマホ出してアプリ立ち上げて意味がわかったところで成長することあるのかな?って思うと、立ち上げるのが面倒に思うことも多いです。
乗客の大半はベトナム人
ベトナム航空にて。周りに日本人は少なめでした。英語で言いたいことを察してもらえるから不自由はない?機内食のチョイスで、『損した!』って思いました。
メニューを書いた紙は無いので
エコノミークラス限定かもですが。こんなところもペーパーレス。お楽しみの機内食の内容は、スチュワード又はスチュワーデスに聞けば良いのです。私は料理の提供が近づいてくると、前の方の人との会話を聞き耳立ててチェックしています。『それってどんな味ですか?』とか聞いてくる人が居たら補足説明されるかもですし。
ベトナム乗り継ぎの異教徒登場
私の前の列とその前の列。 日本直行便よりもベトナム乗り換えの方が安くなることもあるそうで、乗り換えで慌てて搭乗してきたのがイスラム教徒のみなさん。宗教上大丈夫なメニューは事前に予約しておけば用意してもらえるそうで、エコノミークラス最前列の人よりも先に、『特別なメニューでございます。』って配られていました。窓際の人なんかは食べ終わっても食器が邪魔でトイレに行きづらくて不便そうですが、それで文句を言うようなワガママな人たちではありません(当たり前?)。
英語の説明を盗み聞きできないまま
前の列とその前の列の乗客たちはベトナム語が出来ないように見えましたが、彼らのごはんは予約済みなので説明不要。それ以外の周りの乗客は英語が通じるとは言えベトナム人。食べ物の説明は当然ベトナム語。 ひとしきりベトナム語で何か話して、大半の方はベトナム料理らしいのを注文していたようですが、見たことない何か?何でしょう?分からないままです。『ご飯どれにしますか?日本料理でいいですか?』
日本料理?なのか?
唐辛子とニンニクが苦手なフォンヌ、日本料理はその遭遇率が結構低いです。仮に『ベトナム料理を選んだらどんなの入ってますか?』って聞いたとして、見て分からないものを聞いてわかる自信もありません。『じゃあ、日本料理で……。』ほぼ妥協。ベトナム産の日本料理も美味しかったです。紫キャベツを千切りにして酢で味付けしたおかずも含めて完食したけど、これは日本料理なのか? 洋食をリクエストした方が良かったのか?おかげ様で、勉強のモチベーションあがりました。